リーグブログ - エピローグではなく、プロローグ
名だたるプロ野球選手が引退していく。
今まで、私たちに「感動」を与えてくれた、あの選手やこの選手も引退していく。
しかし、当ナイター・リーグの選手には、「引退」という二文字は、無い。
一握り、いや、一摘みしか存在しないプロ野球選手たち・・・
当、ナイター・リーグに於いては、酒の席でちょっと美味いツマミで大はしゃぎする、そんな鼻ツマミ者の草選手の集いなのである。
プロの世界で、引退会見など開ける選手は、一流の中の超一流であり、それはスーパースターの証なのではないだろうか。
しかし、当ナイター・リーグの閉会式の会長のスピーチは、凡人の中の超凡人のコメントで、正に庶民の証だったのは、正直残念なのである。
簡単に言うと、「ふつう」と言う言葉が妥当あり、妙に胸に沁みる普通なのである。
10月31日(木)、会長の凡スピーチ同様、至って普通で、全くを以って面白味に欠ける仲間たちが集い、閉会式が行われた。
我々凡人にとって、平日のナイターに行リーグ戦、かなり難しいモノであったのだ。
各チーム監督たちは、人集めに苦悩し、終演にちょっとホッとする閉会式だというコトは否めない。
『普通』
それは、我々凡人にとって、意外と難しいプレイであったのである。
4月に開幕し、あっという間の7か月間、ホッとする反面、少し寂しい思いもある。
石神井ナイター・リーグ2013
凡人にしかできない、凡人によるさまざまなドラマが生まれた。
傍から見れば、なんともバカげたドラマかもしれない。しかし、私たちにとっては、非常に価値のあるドラマなのだ。
凡人にしか、生むコトのできないストーリー。
平日だからこそ難しい人集め、平日にしか野球ができない、とある選手。
各チーム想い悩む環境が垣間見え、それをカバーするリーグの仲間たち。
ココでしか味わうコトのできない、さまざまな緊張感、団結力、そして感謝。
一生懸命・・・
ココでは、歳を重ねる毎に、どこかへ置き忘れたきてしまった気持ちが甦る。
誰かのために、一生懸命・・・
リーグの歴史を重ねる毎に、膨らんでいく、無邪気な気持ちを味わうコトができる。
私たち、リーグの一員は、この気持ちを大切に、OFFシーズンに大事に温め、もっともっと膨らませていくのだ。
囲の中から生まれたスーパースターたちの表彰。
私たちにとっては、非常に価値ある勲章だ。
この日、表彰式後に行われた、リーグ紅白戦。
それは終わりのためのモノではない。
絆を確かめ合い、来期に向けてのプロローグなのである。
それでは皆さん、しばらく時間が空きますが、大事な『モノ』を温め、また春にお会いしましょう。
必死にやれば、誰にでも与えられる、それが感動なのです。
来年の春もまた、同じメンバーで、そして新しい仲間も迎え入れるコトができますように・・・
『した!』
2013/完
※追伸・・・
イ軍のS本投手さん、業界人でも無いクセに、会長のコトを「チョウカイ」とか呼ぶのは止めてください。